口語と文語

知らないとゼッタイ恥をかく敬語のマナー

失敗しない敬語のマナ-

敬語と一口に言っても文章を書く場合と口で言葉を使う場合ではその使い方も若干違ってきます。

文章として使う言葉を文語、しゃべり言葉を口語といいますが、敬語の場合、比較的硬い言い回しになるのが文語、やわらかい言い回しになるのが口語になります。

文語で使うような言葉を使い方を間違って口語で使ったりするとおかしな印象になりますし、へたをすると相手に何を言っているのか伝わらなくなるので気をつけましょう。

ビジネスの場では口語でも特に硬い敬語の使い方をする場合もありますが、日常的に使う口語が常にそんなに硬い感じではありえません。

具体的な例を挙げれば、文章でよく使う「拝啓」をそのまま口に出していう人なんていませんよね。

文章には文章の、しゃべり言葉にはしゃべり言葉としての敬語の使い方があります。

使う場面に応じて敬語の使い方がどう違うのか日頃から観察しておくのもいいでしょう。

もちろん、文語と口語、共通で使う敬語もたくさんありますが、文章の書き方で敬語の使い方をしっかりマスターしたからといって安心している人は、職場で恥をかいたりしないように、しゃべり言葉でもその敬語の使い方で正しいのかもう一度確認してみてください。