サービス残業とみなし労働時間

サービス残業とみなし労働時間

サービス残業

サービス残業というのは次回外労働時間や深夜労働時間、休日勤務では通常賃金が発生するのですが、賃金を支払わない残業をいいます。

サービス残業や不払い残業とも言われていますが、会社側としては、労働者に賃金を支払わずに働かせて儲けることができますから、働いている人が黙っている限りはサービス残業を黙認するでしょう。

ここ数年大企業でもサービス残業については摘発されて問題になっています。

当然、労働時間外に労働させるわけなので、労働者の権利の侵害という側面もありますが、 サービス残業が過剰な時間行われることで、過労死をしたり自殺をするといった精神面に関して問題が起きているというのも大きな問題になっています。

サービス残業を廃止するというような動きも出てきてはいるのですがまだこの時間が減るということはないようです。

サービス残業は不正ですから、働いている人が会社を相手に勇気をもって告発をする、会社に対して当該時間の賃金や残業時間代を請求しなければ解決しません。

サービス残業については自分から言わなければなくなりませんから、労働者全体が協力して会社に請求する必要があります。

みなし労働

みなし労働とは労働時間が計算できない時間帯に使われます。

例としてあげると外回りをしている時の営業がその一つにあたります。

しかしみなし労働時間はどんな時でも適用されるとは限りません。

例えば労働時間を管理している人が一緒の外回りや、携帯電話だけで指示を出している時、訪問先や帰社時刻が決められて指示して会社に戻った場合などはみなし労働時間とは言いません。

またみなし労働時間は労使協定もなければいけませんから完全に一人で外回りをしているフリーの営業マンの場合には適用されます。

みなし労働時間を適用させるためには、訪問先、帰社時刻の指示をしないと適用になります。

また電話営業を内勤営業に適用するということはできません。

みなし労働の基本というのはこの仕事はだいたい何時間必要だから、1日8時間働いたことにして詳細は計算しない、といのがみなし労働時間です。

みなし労働には、事業場外労働、裁量労働の二種類があります。