睡眠と迷信

睡眠と迷信

寝だめ

寝だめは逆効果だといわれています。

休みの日には普段睡眠時間が短いことから、寝だめをしておいた方がいいと思っていて遅くまで寝ているという人が多いです。

しかし寝だめをする人ほど不眠症になったり、うつ症状を発症する可能性が高いことが研究の結果わかりました。

普段仕事が忙しい人などは週末に寝だめをして充電している人も多いと思いますが、時間が不規則であると熟睡を感じることができない場合が多いようです。

睡眠の質をよくするためには、毎日同じ時間に寝て、毎日同じ時間に起きるというリズムが大切です。

このことから疲れをとったり睡眠不足を解消しようと思って、寝だめをするということは逆に体にとっては逆効果になることになります。

普段と違う時間に起きることで睡眠の質が下がってしまい、寝だめをして睡眠時間を補ったつもりが不眠につながったり体の不調につながります。

短い睡眠時間でも普段と同じ規則正しい生活をしている方が睡眠の質はいいことになります。

寝だめ

眠れない夜に羊を数えると眠くなるということがあり、誰でも知っていることです。

明日の起きる時間を考えて、早く寝て睡眠時間を確保したいのに、なかなか眠りにつけないという時、試したことがある人は多いんじゃないでしょうか? しかし、羊を数えるのは無意味であるとも言われています。

そもそも羊を数える習慣がついたのはなぜでしょうか。

眠れない夜に羊を数える、これは英語で羊はシープといいますが睡眠をするというのはスリープといいます。

この二つの言葉とてもよく似ています。

つまり、羊を数えるという行為は自分に向かって「眠れ、眠れ」という自己暗示の一種であって、自己暗示だということを意識しすぎないために羊に置き換えているわけです。

ですから当然、「羊」と「眠れ」がかけ離れていて関連性のない日本語ではこの方法は意味がないわけです。

確かにもともと日本には羊はいないわけですから、海外の習慣というのは当たり前ですね。

しかし確かに「羊」という言葉には意味がありませんが数を数えることの方は多少意味もあるようです。

羊が眠気を誘う要素になっているというよりも、数を数えるということそのものが眠気を誘っています。

眠気を誘うことは、単純なことや退屈なこと、無意味なことをすると人間は眠気が出てきます。

それに時間を気にして、ベッドにいるの時計を見ながら眠る時間を計算してしまうよりも他の事を考えてリラックスする方が効果的です。

眠れないときというのは得てして、まだ5時間眠れる。。。

ギリギリ4時間眠れる。。。

3時間なら。。。

あと2時間か。。。

とどうしても時間を計算してしまいます。

羊にしろ何にしろ、寝るためにストレスをかけないようにしたいところです。